大学院生のスランプ・ストレスから抜け出す方法

それは逃げることである。

いやなことがあるなら逃げるべし!

逃げる恥だが・・・である。


大学院生(修士課程)に進むと非常に精神的な疲労がたまってくる。
どういった疲労なのかというと、以下のとおりである。

・結果がでないという一過性の現象による疲労
・指導教員からの指導による疲労
・後輩の指導にかかる疲労
・給与が一切もらえないことによる疲労

これらが主な精神的に疲弊していく要因である。

大学院は孤独な場所であることが多い。
特に研究室に恵まれない場合はなおのこと疲弊していく。
筆者自身はやりたい研究のために大学院を変えた(世間で言うロンダリング)。
その際に自分の学部と違う専門分野に進んだために非常に苦労をした(現在もしている)。

何が言いたいのかというと日本の大学院という場所は正直あまりいい環境ではないということ。
なぜいい環境でないかというと教員の質が低いのである。
だから、学生は上述したような疲労を蓄積していき破裂してしまう。

指導教員が適切に学生に対して進路を見出せない現状が今の日本の大学院である。
もちろんそういったことが無い大学院も存在するし、研究室が恵まれていることも良くある。
だが、筆者のようにすさんだ研究室も多くあるということを理解していてほしい。

さて、そういったすさんだ研究室に入ったときに陥ってしまうスランプやストレスから抜け出す方法は

めりはりをつけること

だと筆者は思う。
精神的な疲労がたまると何もやる気が無くなる。
正直、大学院は自分が悪いわけではないのに攻められる理不尽な場である。
理不尽すぎて筆者の精神は完全に参ってしまった。

そんなときに筆者は短期的にがんばることを決めた。
短期的にこの日だけは、この期間だけはがんばってみる。ということを続けていくのである。
筆者の場合は
・実験期間が決まっていたので実験期間中はがんばる。
・学会発表はがんばる。
・論文作成はがんばる。
といったようにその時々で自身のがんばりを決めて行動していた。

それ以外のときは何をしていたのかというと
・旅行
・映画鑑賞
・彼女との旅行
・ひたすら漫画を全巻読む
などである。


これを読んだ方でそんなの研究活動ではないと思う方がいるだろう。
確かに研究活動ではないのかもしれない。本来の研究というものの姿は日々こつこつと実験していくことなのかもしれない。
しかし、日々こつこつと実験を行うというのはあくまで結果をだすための行為であって、必要かといわれると必ずしもそうではない。
自分なりのやり方でコミットしていけばいい。

筆者の場合実験前(2017年5月~10月)は深夜まで作業していることなんてざらであった。
その分終わった後はゆっくりと活動した。
急激な仕事の為に燃えつきかけたときは何もやらないことにして研究室から距離をとった。


結果を出せば卒業できるし、学会にも出れるのが大学院である。
そのために自分を殺してまで生きる必要はない。

やりたくないことがあるときはやらずに、短期集中でつぶせばいいのさ。